東北がんばれ!2013
『3.11気仙沼の被災地見聞記』

【 2011から気仙沼の今・その2 】
2013年6月2日

岩井崎から次にバスが向かったのは気仙沼漁港です。
漁港にも被害が残っていましたが、対岸にある小高い家並みの景色は無傷でした。

 

昼の自由時間で散策した地域は、大半がコンクリートの基礎だらけ。
かつての街並みが存在したであろう・・が、不思議な遺跡を巡っているような感覚になった。

 

街の中には、被災を受けたままのショッキングな建物も残っています。
津波の恐ろしさと生活の儚さを目の前にすることとなりました。

 

昼食は三々五々になって、復興屋台村『気仙沼横丁』で舌鼓。
プレハブの小さいお店でしたが、満員の来客に笑顔で懸命に働いていらっしゃいました。
屋台村から歩いて数分で復興商店街『南町紫市場』(イ〜トまで7棟)が建っています。
お花屋さんや印鑑屋さんなど多種多様、本格的な賑わいを取り戻していく元気の源です。

午後からのバスには地元の震災復興語りべガイドさんが同乗されて案内下さいました。
真っ先に立ち寄って見たものは、津波で市街地まで流された『第18共徳丸』
もうすぐ撤去される予定で、大切な記録として映像を浮かび上がらせる計画もあるようです。

巨大な船を眺めていた背後の景色は、鉄筋があらわになったままの火災跡地でした。
黄色い花が咲いている道を自転車で走っていた3人の少年が記憶に残る。

気仙沼での当時の話や将来を語りべさんから聞きながら市内をバスで巡ります。
車内から偶然撮った景色には『弁天町二丁目』と地名の立札が写っていました。

ツアーコースの最後に寄った商店の近くに仮設住宅が並んでいました。
もともとは公園だった場所に建てられています。
整然としていて静かな暮らしを感じとりました。


現地に行って現地に住む方々に話を聞くことは貴重な経験でした。
今回、訪れた気仙沼は被災地の1ヶ所でしかありません。
東日本では『地震』『津波』『原発』で傷ついた地域がまだまだ存在しています。
破壊された現状を見て《どこから復旧復興すればいいのか》先は長そうです。
地元の方々が恐れているのは『風化』

これからも買物して観光して被災地に心を寄せて応援しましょう!
東北がんばれ!


【 松島めぐり 】
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2013/6/10 UP


【 2011から気仙沼の今・その1 】
2013年6月2日
2013/6/13 UP


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2013/6/18 UP

 

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2013年6月3日

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